2012-05-05 (土) | 編集 |

白馬鑓温泉
白馬山麓の中腹にある温泉。
白馬三山は白馬鑓ヶ岳の中腹に湧き出る山中の温泉。標高は2100mほどのようです。
アプローチは徒歩になり、登山口となる猿倉から2時間から5時間ほどでしょうか。
標高差は約900mで、意外と距離とアップダウンがあります。
道中は時期によっては危険個所もあるので注意も必要。
雪のある時期はもちろんの事、途中の杓子沢雪渓(雪は完全にはなくなりません、雪上ルートとなる個所は鑓温泉スタッフにより整備されていますが、その時の状況によって常に変わります)のトラバースなどは例年だと8月くらいまで雪の上を通過する事になりますので、落石に注意が必要です。隣の白馬大雪渓ほどではありませんが、数年に一度は落石事故で亡くなる方が出ています。
また、会う事はまずないでしょうが、熊との遭遇確率が最も高い場所はその杓子付近(正確にはそのやや手前)であると私は見ている。
山小屋の営業期間は7月中旬から9月末までとなっており、また付近は雪崩地帯でもあるため期間外には小屋は解体されています。
営業期間中は男女別の風呂となっており、男湯は展望が開けた露天風呂となっています(ちなみに女湯の事はわかいません)。
脱衣所は風雨をしのげる簡素で小さい小屋が風呂の脇に立ちます。
外来の入浴料は300円で宿泊客は宿泊料金に含まれる。
シーズン以外の時期には春の雪崩の心配がなくなる頃になると、山スキーやスノーシューなどで訪れる人も多く、また小屋閉め後の10月などは紅葉と温泉目当てで訪れる人も多いようで、週末などは貸切りで入る事は難しい人気の温泉です。
隣の白馬岳には良く出かけるのですが、意外にもこの白馬鑓温泉には過去3回しか行った事がありません。
この温泉、帰りも道中が長く、登り個所もあるのが難点ですね。
尚、夏は途中の大日方のコルの下に冷たくて美味しい水場があります。

この時はスキーでアプローチしました。
夏の登山道を行くよりはラクですが、それでも結構距離はあります。
帰りもずっと滑り降りれる訳ではなく、途中で背負うかシール登行があります。

写真中央が温泉。

白馬鑓温泉に到着しました。

さっそく入浴します。
硫黄がほのかに香り、湯花も浮く湯はグッドですね。
ただし湯は比較的熱め。

この時の湯船はこんな感じ。
男性用露天風呂は期間外でもそのままになっています。
藻が発生し、春のシーズン最初に訪れた人が掃除をするようですが、最初は入浴を躊躇うくらいに藻だらけだと言われています。そして入浴客の増加と共にきれいになって行く。この時は多少浮いていたり底についていましたが快適に入れました。

ビールでも飲みながら展望と温泉を楽しみます。
正直、山の展望としては開けた方向が限られてしまいますのでアレなのですが、しかしそんな考えは全くのナンセンス。ここは素直に展望を楽しんで入る温泉ですね。

夏はこんな感じ
登山道で会う人は少ないのに、温泉に到着するや何処からこんなに集まった?ってくらい混雑しています。

下から見るとこうです。
開放的なロケーションですね。
小屋には水の蛇口もありますが、水はあまり冷たくないと思った。

足湯もあります

上からみるとこう。
このまま登山道を登ると白馬鑓ヶ岳、あるいは天狗山荘。
途中に大出原と呼ばれるお花畑があります。さすが日本一の花の名山系だけあってとてもビッグなスケールです。
一度、小屋閉め後の紅葉の頃に泊まりで行ってみたいですね。
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