2014-07-21 (月) | 編集 |

2014年7月12日 白馬岳
ちょっと写真が多いので前後編に分けます
1週間前の記録です(゜.゜)
3時半に起きて白馬岳登山口の猿倉へ。
途中のコンビニで買い出し&トイレ(大)を含め約1時間と早朝にしては時間がかかった。
先に到着していた相棒に急かされ4時40分頃には駐車場を出発。
いつものように猿倉荘へ寄らず、駐車場からそのまま林道を行く。
注:これは好ましい行いではありません(ただし厳密には悪い訳でもありませんが)。通常は猿倉荘からスタートしましょう。春スキーで最初からシール登行する場合でも一旦猿倉荘へ寄って登山届を提出ののち、駐車場へ戻ってスタートが登山者としてのマナーです。
白馬尻へ
この白馬尻小屋は本日(7月12日)から営業開始との事
白馬尻のテラスからの眺め
写真が赤みを帯びているのは朝日の影響でモルゲンちっく(朝焼け様)に写っているのかな?っとこの時は思っていました。
がっ、後でカメラの設定に問題があったと発覚する事になる。
今はまだ気が付かない(゜-゜)
大雪渓へ
写真中央一番右の方はトレラン下山者。後に公開の動画(既にYouTubeにはアップ済み)でチラっと出演して頂いておりますが、地元の方で午前2時にスタート、しかし上部は風が強く、ねぶか避難小屋で様子を見て引き返して来たとの談。
ざわっ・・
このトレランの方も私の猿倉スタートの件と同様の問題をはらんでいますね。
そう、落石の巣である白馬大雪渓を視界のない夜間に通っていると言う問題です。
これは私のスタートと同様、あるいは山に雨具を持参しないとか、計画書の不提出、雪渓を行くのにスニーカーでアイゼンも持ってないとか、前日は不眠、朝ごはんも食べず行動食も持たずに登山だとかとも同じく、禁止ではないのです。
白か黒かで言えば白。
とは言え、やはり好ましい事ではないから問題。場合に寄っては黒だし、むしろブログでの発言としては黒と書くべきではある。
浅間山の本峰への登山問題とは考え方がちゃうで。仮に同じ程度のリスクだったとしても、浅間山は禁止で100%法律違反の黒、こっちらは議論の余地はないでの。
そうねぇ、私だったら、白馬大雪渓の夜間突破はやりたくはないね。夜間の方が落石は少ないとしてもリスクが高すぎる。でもやるやらないは個人の自由。だから動画ではソレ、スゴイ!と素直に発言しています。
大雪渓
写真右側の二号雪渓からの落石は動画で。
ホンマに白馬大雪渓は落石の巣。この様に晴れて視界の良い時でも落石事故(もちろん接触すれば即死)は起きている。昨年、私も落石に遭遇しているけれどもね、落石の速度は速いですよ(動画の落石は速度が遅い部類)。特に正面から落ちてくる場合など、見えていても人に寄っては避けられない(横方面から来るのはまだ避けやすい)。
ガスの時など視界の悪い時も要注意、もちろん視点が下を向く下山も。
う~ん、これは昔から議論されているけれども、これほど危険な白馬大雪渓が一般登山道の区分で良いのか?しかも世界最大の山小屋を有する白馬岳のメイン登山道。
パンフレットなどにも日本最大の雪渓の素晴らしさがアピールされているだけで、潜む危険は全く触れられてない。
大雪渓はスプーンカットが形成されつつある状態、クレバスは未出現、残雪量は例年より多い(降雪は少なかったようですが、雪解けの遅れ)、連れて落石もまだ少ない(融雪により落石が増える)。
花も全体的に見れば遅れ気味な印象
特に大雪渓中腹で毎年撮影するサクラソウもまだほとんどツボミ状態だった。早い年では6月中旬には咲きますから、今年は相当遅れている。
登美男サン得意の雪渓撮影会
これより雪渓が終わりほぼ夏道を行く。
タンポポ系
キンポウゲのある景色
ミヤマキンポウゲ
テガタチドリの咲き始め
シロウマアサツキのツボミ
ミヤマオダマキ
雲
やや風も強く雲の流れも速かった
小雪渓のトラバース
滑落に注意して進む
風景
飯綱・戸隠・高妻山など
お花畑へ
ハクサンイチゲ
ウルップソウとミヤマキンバイ
ウルップソウ
ここでやっと村営宿舎へ到達。そして、とある事に気付く事になる
何とォ!今までカメラのホワイトバランスが『曇天』だったのです。
どうりで赤っぽい写真になっていた訳ですよ。ここまでで大体150枚ほど撮影して、撮影後に液晶モニター(3インチ、92万ドット)で確認しているにも関わらず、気が付かなかった(゜-゜)
まぁ全く見れない写りだった訳ではありませんがね。
ちなみに『曇天』は前回6月21日の野反湖えび山で設定変更したまま。
そろそろウルップソウも増えて来たし本腰入れて写真撮ろうとカメラの設定確認で気が付いた次第。
通常はホワイトバランスはカメラ任せのオートが優秀に出来ているので変更する必要はあまりないんですけどね、私のように安物レンズを使っている場合は変更したくなるんです。
ちなみに使用レンズはシグマ社製、18‐250ミリ、F3.5‐F6.3。
約1ヶ月半前から初めてのシグマを使っている訳ですけどね、今までNikon純正に慣れているせいかどうも色遣いが受け入れにくい。今回のような晴天なら問題はないのですが、ちょっと光量が少ない状態だと途端に写りが悪くなる屋外晴天専用レンズ。
まぁ別に不満を言うつもりはないですけどね、コストパフォーマンスに優れるし、使い勝手も悪くないですから。
そんな訳でホワイトバランスをオートに戻した写真は以下から。
カメラのオートは優秀ですね
特に下の2枚はガラッと印象が変わってるでしょ
ウルップソウの群生
ウルップソウ
今年はちょうど見ごろにあたりました
安物レンズでも晴れならさほど問題ありません。
チシマアマナ
ツクモグサ
上(白馬岳山頂直下)まで行けば、もっと旬の状態のモノもたくさんありますけどね、そこまで行く体力がないのでこの写真の株を見ただけで満足せねばならない(゜.゜)
ショウジョウバカマ
おまけでヤマレコ未公開写真
これは大雪渓中腹(写真6枚目のコメントに書いたサクラソウの辺り)で、見開花のサクラソウの代わりにショウジョウバカマと雪渓を撮影したモノ
本来は絵になる構図で、毎年お決まりの撮影ポイントなのですが、今回のホワイトバランス曇天で唯一絞って撮った写真で、写りが悪くなってしまった写真。だからヤマレコにも未掲載。ちなみに絞り値はF20。
教訓:晴天時にホワイトバランス曇天で絞ってはダメ!
後半へ続きます
途中のコンビニで買い出し&トイレ(大)を含め約1時間と早朝にしては時間がかかった。
先に到着していた相棒に急かされ4時40分頃には駐車場を出発。
いつものように猿倉荘へ寄らず、駐車場からそのまま林道を行く。
注:これは好ましい行いではありません(ただし厳密には悪い訳でもありませんが)。通常は猿倉荘からスタートしましょう。春スキーで最初からシール登行する場合でも一旦猿倉荘へ寄って登山届を提出ののち、駐車場へ戻ってスタートが登山者としてのマナーです。

白馬尻へ
この白馬尻小屋は本日(7月12日)から営業開始との事

白馬尻のテラスからの眺め
写真が赤みを帯びているのは朝日の影響でモルゲンちっく(朝焼け様)に写っているのかな?っとこの時は思っていました。
がっ、後でカメラの設定に問題があったと発覚する事になる。
今はまだ気が付かない(゜-゜)

大雪渓へ
写真中央一番右の方はトレラン下山者。後に公開の動画(既にYouTubeにはアップ済み)でチラっと出演して頂いておりますが、地元の方で午前2時にスタート、しかし上部は風が強く、ねぶか避難小屋で様子を見て引き返して来たとの談。
ざわっ・・
このトレランの方も私の猿倉スタートの件と同様の問題をはらんでいますね。
そう、落石の巣である白馬大雪渓を視界のない夜間に通っていると言う問題です。
これは私のスタートと同様、あるいは山に雨具を持参しないとか、計画書の不提出、雪渓を行くのにスニーカーでアイゼンも持ってないとか、前日は不眠、朝ごはんも食べず行動食も持たずに登山だとかとも同じく、禁止ではないのです。
白か黒かで言えば白。
とは言え、やはり好ましい事ではないから問題。場合に寄っては黒だし、むしろブログでの発言としては黒と書くべきではある。
浅間山の本峰への登山問題とは考え方がちゃうで。仮に同じ程度のリスクだったとしても、浅間山は禁止で100%法律違反の黒、こっちらは議論の余地はないでの。
そうねぇ、私だったら、白馬大雪渓の夜間突破はやりたくはないね。夜間の方が落石は少ないとしてもリスクが高すぎる。でもやるやらないは個人の自由。だから動画ではソレ、スゴイ!と素直に発言しています。

大雪渓
写真右側の二号雪渓からの落石は動画で。
ホンマに白馬大雪渓は落石の巣。この様に晴れて視界の良い時でも落石事故(もちろん接触すれば即死)は起きている。昨年、私も落石に遭遇しているけれどもね、落石の速度は速いですよ(動画の落石は速度が遅い部類)。特に正面から落ちてくる場合など、見えていても人に寄っては避けられない(横方面から来るのはまだ避けやすい)。
ガスの時など視界の悪い時も要注意、もちろん視点が下を向く下山も。
う~ん、これは昔から議論されているけれども、これほど危険な白馬大雪渓が一般登山道の区分で良いのか?しかも世界最大の山小屋を有する白馬岳のメイン登山道。
パンフレットなどにも日本最大の雪渓の素晴らしさがアピールされているだけで、潜む危険は全く触れられてない。

大雪渓はスプーンカットが形成されつつある状態、クレバスは未出現、残雪量は例年より多い(降雪は少なかったようですが、雪解けの遅れ)、連れて落石もまだ少ない(融雪により落石が増える)。
花も全体的に見れば遅れ気味な印象
特に大雪渓中腹で毎年撮影するサクラソウもまだほとんどツボミ状態だった。早い年では6月中旬には咲きますから、今年は相当遅れている。

登美男サン得意の雪渓撮影会
これより雪渓が終わりほぼ夏道を行く。

タンポポ系

キンポウゲのある景色

ミヤマキンポウゲ

テガタチドリの咲き始め

シロウマアサツキのツボミ

ミヤマオダマキ

雲
やや風も強く雲の流れも速かった

小雪渓のトラバース
滑落に注意して進む

風景
飯綱・戸隠・高妻山など

お花畑へ

ハクサンイチゲ

ウルップソウとミヤマキンバイ

ウルップソウ
ここでやっと村営宿舎へ到達。そして、とある事に気付く事になる
何とォ!今までカメラのホワイトバランスが『曇天』だったのです。
どうりで赤っぽい写真になっていた訳ですよ。ここまでで大体150枚ほど撮影して、撮影後に液晶モニター(3インチ、92万ドット)で確認しているにも関わらず、気が付かなかった(゜-゜)
まぁ全く見れない写りだった訳ではありませんがね。
ちなみに『曇天』は前回6月21日の野反湖えび山で設定変更したまま。
そろそろウルップソウも増えて来たし本腰入れて写真撮ろうとカメラの設定確認で気が付いた次第。
通常はホワイトバランスはカメラ任せのオートが優秀に出来ているので変更する必要はあまりないんですけどね、私のように安物レンズを使っている場合は変更したくなるんです。
ちなみに使用レンズはシグマ社製、18‐250ミリ、F3.5‐F6.3。
約1ヶ月半前から初めてのシグマを使っている訳ですけどね、今までNikon純正に慣れているせいかどうも色遣いが受け入れにくい。今回のような晴天なら問題はないのですが、ちょっと光量が少ない状態だと途端に写りが悪くなる屋外晴天専用レンズ。
まぁ別に不満を言うつもりはないですけどね、コストパフォーマンスに優れるし、使い勝手も悪くないですから。
そんな訳でホワイトバランスをオートに戻した写真は以下から。
カメラのオートは優秀ですね
特に下の2枚はガラッと印象が変わってるでしょ

ウルップソウの群生

ウルップソウ
今年はちょうど見ごろにあたりました
安物レンズでも晴れならさほど問題ありません。

チシマアマナ

ツクモグサ
上(白馬岳山頂直下)まで行けば、もっと旬の状態のモノもたくさんありますけどね、そこまで行く体力がないのでこの写真の株を見ただけで満足せねばならない(゜.゜)

ショウジョウバカマ
おまけでヤマレコ未公開写真

これは大雪渓中腹(写真6枚目のコメントに書いたサクラソウの辺り)で、見開花のサクラソウの代わりにショウジョウバカマと雪渓を撮影したモノ
本来は絵になる構図で、毎年お決まりの撮影ポイントなのですが、今回のホワイトバランス曇天で唯一絞って撮った写真で、写りが悪くなってしまった写真。だからヤマレコにも未掲載。ちなみに絞り値はF20。
教訓:晴天時にホワイトバランス曇天で絞ってはダメ!
後半へ続きます
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