2013-07-11 (木) | 編集 |

2日目は核心の北鎌尾根を行く

北鎌沢

本日の先陣を切って出発

右俣と左俣の分岐点
本流は左俣ですが、進む方向は右(ただし左でも行けない訳ではない)
この辺りに加藤文太郎氏のレリーフがあると聞いていたが、見つけられず

登ってきました
下に見えているのが北鎌沢出合
この時は上の方でも水を汲む事が出来たが、事前に水は汲んでおいた方が無難

上部はかなり嫌らしい草つきの斜面も混じる
やや緊張

北鎌沢のコルへ
幕営適地もいくつかある

下部のピーク
北鎌には末端から数えて山頂まで確か15のピークがあると言われる(登る対象となる末端はP2)
写真は5,6辺りなのかな?ちょっと忘れた。

右の天狗の腰かけ(P9)の向こうに独標(P10)が見えてきた

快晴で気分も高まる
P9までは踏み跡も顕著でハイマツの雰囲気の良い稜線歩き
それほど厳しい個所はない

天狗の腰掛けで写真撮影の大休止
この付近にも幕営地になりうる個所が見受けらるが、その分、し尿の臭いも立ち込める

独標が目の前に立ちはだかる

他の風景も良いですね
写真は硫黄尾根の尾根の向こうに鷲羽、水晶など裏銀座の山

独標のトラバースルート

難しい訳ではありませんが、慎重に行きます
トラバースの途中から独標へ一直線で上がりました

独標から槍穂高の大展望
ココからの展望は素晴らしい
写真撮影の大休止

すっかりゴキゲンの相棒

後続のグループに手を振ってみる

快晴の北鎌尾根を行く

基本的には稜線上を行きます
行き詰ったら左右(信州側or飛騨側)にルートを探す
しかし踏み跡は信用出来ないモノも多いと言われている
今回のように快晴で視界がある場合はルートファインディングは易しいが、ガスの場合は難しくなる事もありうる

休憩しつつ大展望を楽しみながら、この日本最高のクラシックルートを楽しみます

登山風景
岩が脆いと言われる北鎌ですが、個人的には写真のような岩場よりザレ場が怖いと思った
基本的にはルートの取り方によって難易度は変わる、そのルート取りは個人の判断や選択によります
(必ずしもザレ場を通過する訳ではない)

せっかく持ってきたのでロープを使用し懸垂下降など
稜線上には残留支点などいくつか見受けられたが、やはり残留ロープなどは信用しない方が良いでしょう

写真の足元のプレートには

『諸君頑張れ』と書かれている

常念岳方面
好天の北鎌は最高ですね

北鎌平への登り
これは手前のどこかのピーク(どれが何峰かはよくわからない)を巻いたため、嫌らしいザレ場から北鎌平へ登る事となった。北鎌平も巻けるようですが、巻いた分、登り返しも大変になります。

黄昏る信州山遊びねっとサン

北鎌平にて大休止
相棒はお昼寝していました
目の前に大槍が見えていて(向こうからもこちらが見える)良い場所ですね

いよいよ大槍へ取り付く
当時問題となった勝手につけられたマーカーなどがありました

穂先は近い 気を抜かず頑張れ

山頂直下の最後のチムニー
せっかく持って来たロープを使用し、ザックをロープで引き上げて、空荷で岩を楽しむ

登頂しての記念撮影
北鎌登攀者は拍手で迎えられるのが通例となっています

歩いてきた北鎌尾根
右が北鎌尾根独標
憧れの日本最高のクラシックルート、楽しませていただいた

槍ヶ岳山荘へ下りて槍ヶ岳を眺めつつ

ベンチで生ビールで乾杯

今夜の幕営地は、当時指定席だったテント場CとDを確保
ちなみにこの時、受付時に対応された方は槍ヶ岳のドン穂刈総帥。
CとDをこちらから希望したら、『限りある天場は有効活用して欲しい、二人で別々のテントではなく、次は一張りで来てね』と直々に指導を受けました。ごもっともで御座います。

夕暮れの槍ヶ岳

常念と大天井

今日は素晴らしい1日でした

夕暮れ
2日目
北鎌沢~北鎌沢のコル~天狗の腰掛~独標~北鎌平~槍ヶ岳~槍の肩
続く
- 関連記事
スポンサーサイト
| ホーム |